おいらと風俗とパチンコ

債務整理してまたリスタートを切ったおいら。

債務整理の支払いが終わった頃に奥様とめでたく結婚。2009年には夢のマイホームを購入。え？債務整理してどうやって購入できたかって？奥様のおかげです。

実は奥様、一部上場企業にお勤めのキャリアウーマンでして。。。それなりの年収もございまして。。。地元工務店の社長の勧めで、試しに住宅ローンの審査受けたら通っちゃんたんですよ。奥様さまです。

そしてその２年後、東日本大震災が起こりました。幸いにして我が家は親戚縁者含め全員無事。家も山あいにあるため津波の被害もありませんでした。

おいらの勤める会社は震災直後から営業を再開しました。津波の被災地にも結構、足を運びました。その変わり果てた景色に何度も涙を流し、帰る家があることすら申し訳なく思う日々。そのストレスからまたしても精神的に不安定になってしまい、最終的には働く意味を見失ってしまいました。それを取り戻すため、おいらは奥様にお願いし、自分の通帳を戻してもらいました。渡した時には空だった通帳には100万を超える残高がありました。暫くは奥様のチェックもありその預金に手をつけることなく生活をすることができました。しかし時が過ぎ奥様のチェックもあまり入らなくなると、1万が5万、5万が10万と食い潰していくようになります。

使徒は。。。

「風俗」

性欲と好奇心は人一倍強く、風俗は20代からたまに利用していました。過去2回の借金も一部は風俗に使ったものです。

この頃から、我が家は「セックスレス」になりました。決して奥様と不仲になったわけではなく、寧ろその逆です。奥様は元々男性不信の傾向があり、エッチもあまり好きではありませんでした。こちらが求めるので仕方なくというのがいつも伝わってきたのです。相手がその気でないエッチほどつまらないものはありません。

かつ、愛する奥様が嫌いなことを強要するのはいかがなものか？と考えるようになり、自然と回数は減り、とうとう無くなってしまいました。

ある時、たまたまフリーで呼んだ嬢にすっかりハマってしまいました。謂わゆる「オキニ」というやつです。彼女の出勤予定が上がると、もう居ても立っても居られず、また利用してしまうのです。

そんな彼女もいつしか風俗を引退していきました。露頭に迷うおいらが次にとった行動は「オキニ探し」でした。プロフィールを見て手当たり次第に嬢を呼びました。一体、何人の嬢を呼んだでしょうか？

そんなことを繰り返し、やっと次のオキニを発見！何でこの子が風俗で？と思うほどの美人でした。1人目以上にハマりました。そして彼女もまた、引退。。。そしてまた「オキニ探し」

確かこの頃、貯金を使い果たしました。しかし、そこで私の性欲は治りませんでした。頻度は落ちたものの、金が入れば風俗へ。

そんなある日、ふと、あることが頭をよぎります。

債務整理から１０年以上経っている。もしかしてクレジットカードとか作れちゃうんじゃね？

これは風俗に使おうと思ったわけではなく、純粋にただ試してみたいという、軽い気持ちでした。ネットから申し込み、数日後にあっさりと審査通過の連絡が来ました。しかも100万枠！出世はしてませんが勤続年数だけは長く、勿論他に一切、借入等無いことが評価されたのでしょう。

こうしてクレジットカードを手にはしたものの、暫く（とは言っても数ヶ月）は過去の過ちが頭をよぎり、使わずに財布に忍ばせていました。その間も風俗通いは継続です。

そんなある日、行く金も無いのに風俗情報サイトを覗いていると、「クレジット可」の文字を発見してしまいました。そう。風俗もクレジットカードが使えてしまうのです。それを知った瞬間、気がつけば予約の電話も入れていました。当然、ラブホもクレジット払い。そこからは坂道を転がるように、100万の枠を使いきります。もうこの頃には歯止めが効かなくなっています。クレジットカードの次は銀行のカードローンに申し込んでみました。これもあっさり通過。そしてまた脚がなく風俗通い。しかし、この頃から流石にヤバイと感じ始めます。

また借金してしまった！早く返さなきゃ！

勘のいい方ならもうお察しでしょう。

そう、パチンコ復活です。

今回は前回の反省を活かし出玉の悪いスロットではなくパチンコに戻りました。そうして返済目的の全く楽しくないパチンコ生活へと突入したのです。