おいらと大魔王〜死闘編〜
大魔王(衝動)への対応策を練ったおいら。それから間も無く、大魔王(衝動)がやってきた。幸いこの時はスリップを免れました。
その時の葛藤の様子を旧ブログで対話風に投稿していたので、それを転載します。
※旧ブログのHNおやじ=はっしゅです
2019年3月13日、あいつが再び舞い降りた。そう。おいらの最強にして最大の敵「風俗大魔王」。
大魔王「どうも、こんにちは」
オヤジ「な、なんだお前!まだ居たのか?」
大魔王「居たのか?はないだろ?」
オヤジ「おいらもう、風俗卒業したからお前には用はないの!」
大魔王「またまた〜〜、どうせいつもの一瞬の気まぐれだろ?」
オヤジ「違うよ!今回は本当に本当に辞めるって誓ったの!」
大魔王「おぉ!それはそれは、ご立派で。ところでさ、お前のお気に入りのあの子、まだ休んでるのかね?」
オヤジ「さぁ、知らないよ!」
大魔王「もしかしたらそろそろ復帰してるんじゃないのか?」
オヤジ「そ、そうかもな。」
大魔王「ちょっと情報サイトで確認してきた方がいいんじゃないか?」
オヤジ「もう、関係ねぇし!」
大魔王「彼女、写メ日記のいいね!気にしてくれてたよな。日記にいいね!くらいしてやったらどうだ?きっと喜ぶぞ!」
オヤジ「そ、そうか?じゃ、ちょっと覗くだけな!」
ポチポチポチ。。。
オヤジ「おいっ!復帰なんかしてないじゃねーかっ!」
大魔王「お、そうだったか。残念だったな。それにしてもここ数日、だいぶ頑張って仕事してるな?」
オヤジ「ま、まぁな。」
大魔王「身体も相当、疲れてるだろ?アロママッサージでも行って癒されてきたらいいんじゃないか?」
オヤジ「行かねぇよ!もう風俗は行かないって決めたんだ!」
大魔王「アロマは風俗じゃない、リラクゼーションだよ。」
オヤジ「そっか!リラクゼーションならいいか!ってその手には乗らないんだよっ!」
大魔王「まぁ、そんなこと言わずに出勤情報だけでもチェックして来いよ。それでいい子がいなければ行かなければいいんだし。」
オヤジ「そ、そうか?」
ポチポチポチ。。。
大魔王「おっ!前から気になってた子、出勤してるじゃん!ラッキーだな!」
オヤジ「本当だっ!いやいやいやっ!ダメだって!」
大魔王「この子出勤も少ないし、こんなチャンス滅多にないぞ!」
オヤジ「で、でも金も無いし。。。」
大魔王「得意のキャッシングがあるだろ?」
オヤジ「残念ながら限度額いっぱいだ。。。」
大魔王「アロマの料金くらい財布に入ってるだろ?」
オヤジ「入ってるけどこれはダメ!給料日までの生活費だ!」
大魔王「じゃ、通帳には?」
オヤジ「1万あるけど。。。これは手を付けないって決めたんだ!」
大魔王「1万なんてとってたって仕方ないだろ?」
オヤジ「確かに。。。いやいやいやっ!ダメだっ!」
大魔王「じゃ、ほら!いつもみたいにそれを元手にパチンコ行って増やそうぜ!そしたらアロマいけるだろ?あっ!待てよ!大勝ちしたらデリに行けちゃうな!」
オヤジ「なるほど!お前頭いいな!」
大魔王「だろ?勝ちゃいいんだよ。勝ちゃ!」
オヤジ「そっか。。。」
大魔王「最悪負けても1万だろ?来月からまた頑張れば1万なんてすぐ貯まるし。」
オヤジ「なるほどねぇ。。。いやいやいやいやっ!ダメっ!ダメったらダメ!」
大魔王「チッ!今日は随分と頑固だな!つまんねぇな。。。」
オヤジ「つまんなくて結構!帰れ帰れ帰れって!」
大魔王「わかったよ!じゃ、また来るわぁ!じゃあなぁ!」
休憩のつもりで立ち寄った高速のサービスエリアにて繰り広げられた、およそ1時間の死闘。なんとか「風俗大魔王」を追い払うことができたのでした。
めでたしめでたし。。。
注:本編は決して幻覚等ではなく、作者の脳内の葛藤を描いたものである。
このような葛藤があるわけです。でも、自分の内なる声を聞いて、流されずに冷静な応対ができれば、この日のように衝動が起きても回避できるのではないかと考えるのです。
「大魔王」との付き合いは暫く続きそうです。