おいらと借金
こうしてパチンコと風俗から卒業することを誓ったおいら。
残ったのは大きな後悔と多重債務。
暫くはそのことばかりが頭を支配していました。仕事もろくに手につきません。。。
「なんてことをしてしまったんだ。。。」
「この借金、どうしよう。。。」
そんな状況が続いたある日、おいらはあることに気づきました。
「この借金って、昨日今日ポンっとできたもんじゃなくて、パチンコや風俗にのめり込んでる間、ずっと同じ状況だったんだよな?」
パチンコや風俗にのめり込んで、借金している事実はあってもそのことには意識が向いていなかったのです。パチンコと風俗という存在が無くなり浮き彫りになっただけ。逆にいうと、借金があってもなんとか生活してこれた。しかも、その借金の原因を辞めたんだからどうにかできるんじゃないか?
妙に冷静に物事を捉える自分が居ました。
当然、借金は一刻も早く返したい。でも、どう頑張ってもいま、この瞬間にはポンとは無くならない。だったらとりあえず、返済をしながらゆっくり考えて行こう。
そう思えたのです。
「パラダイム」
視点を変えるというやつでしょうか?
それから、いろんなパターンの返済シュミレーションを立てました。
債務整理も考えました。
奥様に素直に打ち明けて、家の預金を使って返済しようかとも。
正直、早く整理したい自分と、今回は自力で返済したいと思っている自分が居ます。「罪を背負って、己を律する」のもありなのかもしれません。
変な解釈、言い回しかもしれませんが。。。
おいらは三度、借金に助けられました。
一度目は親に借金が見つかりパチンコから抜け出せました。借金は親に肩代わりしてもらい返済しました。
二度目は借入限度額がいっぱいになりパチンコから抜け出せました。借金は債務整理ですぐに減額されました。
そして今回は「自分」がこれ以上借りたらヤバいと悟って抜け出しました。多分、申込をすればまだ満額、借りることは可能だと思います。でも「自分」で終わりと決めたのです。
過去二回は「借金と向き合う」ことを放棄して楽して返す方法に逃げてしまったように思えてなりません。
だから今回は、もう少しだけ借金と向き合ってみてもいいのかな?とも思うのです。
まだ、答えは見つかりません。その答えが出るまでは、毎月きちっと決められた額を返していくのみです。自慢じゃないですが過去1回も延滞したことはありません。かなり自転車操業に近い状況ではありますが。。。
取り敢えず、気持ちだけは前向きです!